2012年6月4日月曜日

礼について

太平の世になり、武道・武術のあり方も変わりました。
礼ということが大事であると言われるようになりました。
近年では義務教育にも礼や徳を学ぶためと、武道が必須化されたりしています。

しかし礼というのも誠に難しいもので、過ぎれば慇懃だし足りなければ無礼だし、決まった形があるわけでもないと思えば、形を整えることが礼だったりします。

ちなみに論語には「礼はその奢らんよりは寧ろ倹せよ」という一節があります。「礼は贅沢にするよりは質素にするのがよろしい」という意味。外見をあれこれ飾り付けるのではなく誠を尽くす心を根本に据えよ、と説いているのだとか。


余談ですが、論語の中で私が好きなのは次の2節。
「巧言令色、鮮なし仁」
「剛毅木訥、仁に近し」

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