2013年7月12日金曜日

めいげん!

最近亡くなった将棋の米長邦雄 永世名人が著作でこんな趣旨の事を述べてらっしゃいました。

「アマチュアレベルで上達する方法と、プロを目指すための上達の方法は全く違う。
アマレベルで上達したいなら誰か先生について手取り足取り教えてもらえばよかろう。
しかし、プロ、ましてトッププロになろうとするならそのような方法はむしろ有害である。
プロになろうとするならば只ひたすら詰め将棋を解いていくことが必要なのだ。
それは自分一人で深く遠く考えていく力を付けるためにどうしても欠かせないトレーニングである。
だれかに答えを教えてもらえるなんてことは、プロの勝負にはありえないのだから。」

ひょっとすると杖にも通じるところがあるのかも。
只ひたすら高いところを目指すとき、型を何度も繰り返し遣いながら、自分は今どのくらい出来ていてどのくらい出来ていないかを自ら考え続けなければならない、そんなときがあるのかもしれません。

そんなことをぼんやりと思う熱帯夜です。


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