2015年5月10日日曜日

サービス!

せっかく日本の甲冑フォーラムなるところからアクセスがあったので、前に撮った写真の中から甲冑関連の写真を引っ張り出して公開してみます。

まずは去年夏に備前刀剣博物館で開催された「戦国無双の刀剣展」において展示されていたものから。

 説明書きによれば、「宇和島藩伊達家伝来 紺糸威胴具足」とのこと。兜の前立てが槍のような独鈷のような。


説明を撮り残してないのでよくわかりませんが、家紋からして毛利家の兜でしょうな。



丹波柏原藩織田家伝来の甲冑らしい。岩国美術館からの貸し出しの模様。


「黒糸威蝶形兜(くろいとおどしちょうなりかぶと)」。松代藩真田家伝来。
左右に張り出したひらひらが蝶々を模しているとのこと。



「鉄錆地半梵鐘形兜(てつさびじはんしょうなりかぶと)」 。お寺の鐘の形に似せた兜。前立ては熊手。
誰が使っていたものかも特に記されず。


「兎耳形兜(うさぎみみなりかぶと)」。ウサギというと今はなんだか弱そうなすぐ死にそうなイメージですが、かつては「後ろを向かず前に進む、素早く動く、遠くの音をよく聞く、月の神の使い」などポジティブなイメージで、同じような兜もいくつか残っているそうです。

でもウサ耳っていうと、プレイボーイ…バニーガール…いやなんでもないですよ、なんでもないです。

ところで、数年前の大河ドラマで直江兼続の「愛」の前立ての兜が有名になりましたけど、前2つの兜も含めて、上段に振りかぶれないよね?

まあ、こういう兜の人は割と後ろのほうで采配を振るうのがお仕事ですし。
野戦で兜をかぶった相手に上段の構えはあまり使いどころがなさそうですし。
そもそも槍がメイン武器だったでしょうし。



続きまして、2012年に同じく備前長船刀剣博物館で開催されたエヴァンゲリオンと刀剣のコラボ展示から。

たぶん、弐号機をイメージして赤色なんだと思うんですが。
胴が糸威でなくて皮張りなのがミソなんですかね。


この兜はなんで一緒に展示されてたのかよくわかりませんが、説明書きが素晴らしいのでどうぞ。
May the force be with you...

これはちょっち小さくてかぶれないけれど、初号機形の兜。




さらに舞台は変わって、2013年の「二次元vs日本刀展」から。
たしか林原美術館所蔵の鎧兜。
こちらはなんと女性用の鎧兜。
岡山藩池田家5代目治政の正室米子のものとのこと。


蜻蛉は勝ち虫といって縁起物で…って、だから振りかぶれないって言ってるでしょ!


最後に、昨年夏に姫路城に行った際に撮った1枚。甲冑がいっぱい。
黒田官兵衛の大河ドラマにちなんだ展示だったと思います。鉢をひっくり返した兜が特徴的ですぐにそれと分かりますね。


以上、写真を整理してたら出てきたものの放出おしまい。
明日から少し旅に出ますので1週間ほど稽古も更新もありません。あしからず。

0 件のコメント:

コメントを投稿