2015年9月20日日曜日

けっこん

今日も杖道とは全く関係ないお話。


常日頃から「主夫になりたい」と公言してはばからない私ですが、実のところ「ほぼ無理」ということも重々承知の上です。
「心臓病持ちだから」「無職だから」という個人的な事情はさておいても、一般的にも主夫というのはまあ難しかろうなあと思うのです。

なんでかって?
そのお話をする前にこちらのマンガをご覧ください。

「ヒモザイル/東村アキコ」
http://www.moae.jp/comic/himoxile


この作者も「金のある女性が増えた一方で、金はないがマメさはある男もいるんだから需要と供給の一致が図れるはずだ!」とお考えの模様です。

でもね。
ダメなんです。
ダメなの。

それはね、12ページ目右下のコマのセリフ。
「自分で稼いで自分で好きに使いたいーっ」

分かりますかね。
「金のある女性」は増えても、「金があって家族を養う意欲のある女性」はまだまだ少ないってこと。
もう少し足して言えば、それを許容できる社会にまだなっていないってこと。
わかってこのコマ描いてるんですかね、作者。


いろんなところで私も「家のことは全部するから、養ってくれるだけであとは何もいらないから」って言いますけど、大概「男が働かなくてどうする」「甲斐性のないやつ」って言われておしまい。

ちなみに身内の女性からは「女の稼ぎが多くても働いていない男は論外」って言われました。

男性が結婚できない理由としてよく「自分の収入が十分でないから」と挙げますけれど、これは「自分の収入で家族を養うのだ」という意識の裏打ちがあるものですよね。

それに対して女性で「私が稼ぐから誰か一緒になってくれないかな」なんていう方を目にしたことがございません。そんなに女性とお付き合いがあるわけじゃないけど。

社会もまたそういう女性を受け入れる状態にないと思いますしね。
共働きでどっちかに転勤の話が挙がったときに「じゃあ私が辞める」って言うのは基本的に女性の側だし。ほかにもいろいろ。


早く女性が大黒柱になるのが当たり前の社会になるといいですね、安倍首相。

「おいしいご飯作ってくれるなら養ってやるからウチに来い」とおっしゃってくださる女性がいらっしゃいましたらぜひお声がけください。
あ、杖道だけは続けさせてくださるとうれしいです。

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